株式会社 SSKPC

A00384 2000/01/01
DVD-Audio
高品質の音声を記録、頒布するためのDVD規格。最大4.7GBの大容量を、音質の向上に利用する。録音方式はCDと同じ原理のリニアPCM方式で、音の波形を量子化ビット数とサンプリング周波数という2つの軸の座標で表す。音質は6種類が規定されている。最も低品質でも現行CDと同じ16ビット・44.1kHz。最高は24ビット・192kHzになる。音質がよいほど、多くのデータ容量を要する。  DVD-Audioのディスクには、演奏家の画像などを同時に収録できる。製作者は画像データなどに費やす容量との兼ね合いで音質を決めることができる。  最初のプレーヤーは松下電器産業が99年夏にも10万円前後で発売、99年内にはDVD-AudioとDVD-Videoの兼用機を15万円前後で追加する方針。このほか、日本ビクター、パイオニアも製品を発売する予定。DVD-Audioプレーヤーでは現行CDも再生できる。  ソニーなどが開発した高音質CD「スーパーオーディオCD」とライバル関係にある。音質はどちらもほぼ同等といわれている。