株式会社 SSKPC

A02784 2000/01/01
暗号化
情報を一定の規則で組み替えて、第三者が利用できないようにすること。暗号化される前のデータを平文、暗号化されたデータを暗号文、暗号文を平文に戻すことを復号化と呼ぶ。  鍵と呼ばれる不規則に並べた英数字や記号の文字列と、データの順序を入れ替える方式を定めたアルゴリズムとを組み合わせて暗号化を行う。鍵を基にしたアルゴリズムで平文を暗号化するため、鍵の長さ(ビット長)でその暗号の強度が変わってくる。秘密鍵暗号方式では、40ビットや56ビット、128ビットなどの鍵があり、公開鍵暗号方式では512ビットや1024ビットなどの鍵が使われている。  暗号化するためのアルゴリズムにはさまざまな種類がある。例えば、数学の因数分解を利用したものや、最近注目を集めている数学のだ円曲線上の点の移動を利用したものなどがある。  インターネットのようなオープンなネットワーク環境で電子商取引を実現するための重要技術として特に注目が高まっている。ただし、国の防衛政策の一環として発展してきた背景から、輸出に対して規制を設けている国が多い。