株式会社 SSKPC

A02326 2000/01/01
バンプマッピング bump mapping
3次元画像の表示品質を高める手法のひとつ。通常、ポリゴンで構成された物体の表示品質を高めるためにはテクスチャーマッピングという手法を用いて、ポリゴンに画像データを貼り込む。一方、バンプマッピングでは画像データの替わりに、各ドットの傾きとその大きさ(法線ベクトル)を貼り付ける。物体の描画時には、光源からの光線ベクトルとバンプマッピングで貼り付けられた法線ベクトルの角度などから、各ドットの明るさを計算で求める。  例えば、ゴルフボールのような多くのへこみがある球体の場合、単に球体にテクスチャーマッピングで画像データを貼り付けるよりも、バンプマッピングで表現した方がよりリアルになる。ただし、各ドットごとにベクトルの計算が必要になるため処理には非常に時間がかかる。