株式会社 SSKPC

A02278 2000/01/01
パソコン
パーソナルコンピューターの略称。広い意味で、個人で使うすべてのコンピューターを指す。実際にはPC AT互換機(DOS/V機)とMacintoshが、現在の典型的なパソコンといえる。欧米ではパソコンに該当する略語としてPCが用いられるが、これは主にPC AT互換機を指し、Macintoshを含めない場合が多い。  パソコンが登場したのは70年代後半のこと。当時はマイクロコンピューター(マイコン)と呼ばれていた。ほとんどが8ビットCPUを搭載した機種で、現在とは比べものにならないくらい処理能力が低かった。プログラミングやゲームを楽しむといった用途が大半で、ビジネスにはあまり利用されなかった。しかし、80年代に入ると高性能な16ビットCPUを搭載したパソコンが登場、ワープロや表計算をはじめとするビジネス用アプリケーションソフトの製品化も進み、パソコンのビジネス利用が急速に進んだ。  90年代にCPUの主流が32ビットに移行すると、PC AT互換機やNECのPC-9800シリーズ用のOSとしてWindowsが登場、Mac OSと同様にアイコンやウインドウ画面を中心としたGUIが普及した。初心者でも容易にパソコンを操作できる環境が整い、パソコンがオフィスや家庭に本格的に普及し始めた。さらに90年代後半には、Windows 95やインターネットが起爆剤になり、パソコンの大衆化の流れが一気に加速した。  日本電子工業振興協会のまとめによると、98年度(98年4月~99年3月)に国内で出荷されたパソコン本体の台数は753万8000台、出荷金額は1兆6327億円。