A01971 2000/01/01
ソフトモデム software modem
ソフトウエアにより通信機能を実現しているモデム。HSP(host signal processor)とも呼ばれる。日本アイ・ビー・エムがノートパソコンのThinkPadなどで採用しているMwaveが有名。 通常のモデムは専用の通信チップを用いるが、ソフトモデムは通信チップの代わりにCPUをDSPとして利用している。こうして作った信号を通常のモデムと同じように、アナログ/デジタル変換チップを使って音声信号をデータに、データを音声信号に変えて伝送する。 専用のチップなどハードウエアを必要としない分、低価格化、省電力化が図れるという利点がある。機能のアップグレードなどもソフトウエアで対応できる。Windows CE搭載機など、省電力化が求められる機器で利用されている。