株式会社 SSKPC

A01941 2000/01/01
セットアップエンジン setup engine
3次元画像の描画で行われる処理のひとつ。ジオメトリ変換で算出されたポリゴンの頂点データから、ポリゴンを構成するピクセル(ドット)の画面上の座標値や色情報を計算する。グラフィックスチップはこの計算結果を基に実際の描画を行う。  セットアップエンジンは、3次元画像の描画速度を底上げする目的で使われる。セットアップエンジンがない場合、計算はCPUで行われるが計算後のデータ量は膨大なものとなる。このためCPUやグラフィックスチップがいくら高速でも、データ転送に使われるバスの部分がボトルネックとなって描画速度が頭打ちになる。セットアップエンジンがあれば、基本的に頂点データだけを転送すればよいためバスに流れるデータ量が少なくて済む。現在のパソコン用グラフィックスチップはたいていチップ内にセットアップエンジンを内蔵している。