株式会社 SSKPC

A01668 2000/01/01
キャッシュメモリー cache memory
データ転送を高速に行うために、CPUとメインメモリーとの間などに設置するメモリー。メインメモリーに用いられているDRAMよりアクセス速度の速いSRAMを使う。  キャッシュには、CPUが新たにメモリーから読み込んだデータが書き込まれる。CPUが次にデータを読み込む時、キャッシュに必要なデータがあれば、キャッシュから読み込む。これによりキャッシュに比べて低速なメインメモリーにアクセスする回数を減らすことができる。  キャッシュ上に必要なデータが存在する率をヒット率と呼ぶ。ヒット率が高いほど処理は速くなる。一般的には、キャッシュを大きくすればヒット率は高くなる。  データを書き込む方法には、キャッシュに書き込むと同時にメインメモリーにデータを書き込むライトスルー方式と、キャッシュからデータを捨てる時やCPUに空き時間ができた時にメインメモリーに書き込むライトバック方式がある。