株式会社 SSKPC

A01661 2000/01/01
キーボード keyboard
指でキーを叩くことで文字を入力する装置。人間がキーを押した時に、そのキーに対応する信号をパソコン本体に伝えるのが役割である。[A]キーを押せば、キーボード内部の電子回路や、パソコン側のソフトウエアなどを経て、画面上にAの文字が表示される。  数字だけを電卓のように独立させたテンキーや、プログラムで特別の機能を指定できるファンクションキーが追加されている場合が多い。ファンクションキーは、プログラムによって「ファンクションキーの1番を押すとファイルを開く」というように自由な使い方が設定できる。コントロールキーや[Alt]キーなど、組み合わせでキーの役割を変更するキーもある。最近では、電子メールソフトやWebブラウザーの立ち上げがボタン一つでできる「ワンタッチボタン」が付いたキーボードも増えている。  キーボードの配列はJIS規格で定められたものが一般的だが、入力効率を追求してキーの文字配置を変更した富士通の親指シフトキーボードや、キーを50音順に配列したものなど、さまざまな形状のキーボードがある。  疲れにくい入力操作を人間工学的に研究したキーボードもある。米アップルコンピュータのAdjustable Keyboardは、キーボード本体が中央部で2つに割れてキーと腕の成す角度が調節できる。TRON計画に基づいてデザインされたTRONキーボードは、指の伸びる方向に沿ってキーが配置され、キーボード中央が盛り上がって手首のひねりの動きにも対応している。米マイクロソフトのNatural Keyboardにも、同じような工夫が加えられている。