株式会社 SSKPC

A01655 2000/01/01
ガンマ補正 gamma correction
ディスプレイなどカラーを扱う周辺機器で、入力された信号と実際の出力の相対関係を調整する作業のこと。スキャナーやプリンターなどでもガンマ補正の機能を備えた機種が増えている。  入力または出力する色と信号の強さの関係を、ガンマ特性と呼ぶ。例えばディスプレイのガンマ特性は、入力された輝度信号とディスプレイの蛍光体の輝度の関係を示す。ガンマ特性はディスプレイの種類ごとに異なり、輝度信号と蛍光体の輝度は完全な比例関係にはなっていない。  ディスプレイでは、パソコンのカラー情報と実際のディスプレイの輝度が比例関係になるように調整を加える作業をガンマ補正という。パソコンの内部で持っているデジタルのカラー情報を、ディスプレイに送るアナログ信号に変換する段階で調整を加え、ガンマ補正を行う。  Windows 95/98やMac OSには接続しているディスプレイを選ぶメニューがあるが、ここにはディスプレイごとにガンマ特性を記したファイルが読み込まれている。このファイルを基に、パソコンのグラフィックスボードは読み込んだガンマ特性に合わせて出力するアナログ信号に調整を加える。