株式会社 SSKPC

A01466 2000/01/01
アプリケーション間連携
動作中の複数のアプリケーション間でデータを動的にやり取りする機能。データを交換するだけでなく、あるアプリケーションから別のアプリケーションをコントロールできるよう機能拡張が進められている。  例えば、表計算ソフトで作成した売り上げグラフをワープロの文書に貼り込んだ後、表計算ソフトでその数値を変更した場合、ワープロ文書のグラフが自動的に書き直される。いちいちグラフを貼り込み直す必要はない。また、ユーザーは、自分が使っているアプリケーションの種類を意識することなく、別のアプリケーションの機能を呼び出して利用すことが可能。  文書などユーザーの目に見えるデータについて、アプリケーション間連携の機能を採用した最初のOSは、88年に米マイクロソフトがリリースしたWindows 2.0で、DDEという機構を利用している。  Windows 3.1からは、アプリケーション間連携を実現するのに、OLEという機構が標準採用されている。DDEが異なるアプリケーションで作成したデータを使って1つの文書を作成することを第一の目的としていたのに対し、OLEでは、あるアプリケーション内で別のアプリケーションの機能を呼び出してコントロールできるという具合に機能拡張が進められている。