株式会社 SSKPC

A01343 2000/01/01
Windows CE
米マイクロソフトが、携帯端末や業務用情報端末など、従来のパソコンとは違う分野での利用を狙って開発したOS。例えばハンドヘルドPCと呼ばれる携帯端末用なら、Windows CEのコアの部分に、PocketWordやPocketExcelなど用途ごとに適したアプリケーションを組み合わせてメーカーに供給される。  バージョン1.0の英語版が96年11月、日本語版は97年6月に登場した。2.0は英語版が97年10月、日本語版が98年3月に発表された。99年2月には、ハンドヘルドPC用のWindows CEとして、バージョン3.0日本語版が発表されている。  対応CPUはSuperH、MIPS、ARMなどのRISCプロセッサーと、x86系プロセッサー。Win32APIのサブセットを搭載する。メーカーにとっては、Windowsパソコン用の開発ツールや開発ノウハウをWindows CE用アプリケーションの開発に利用できるメリットがある。  業務用組み込みシステム以外のWindows CE搭載機としては、NECやカシオ計算機、日本ヒューレット・パッカードなどが販売しているハンドヘルドPCや、カシオ計算機やコンパックコンピュータが販売しているPDAであるパームサイズPC。クラリオンが発売した車載用コンピューターのオートPC、セガ・エンタ-プライゼスのDreamcastという家庭用ゲーム機などがある。また、米マイクロソフトは99年3月にNTTドコモと提携。同社の携帯電話に搭載するWindows CEの開発を進めている。