株式会社 SSKPC

A01074 2000/01/01
RSA
公開鍵暗号方式を採用した暗号化アルゴリズムのひとつ。名前は開発者(Ronald Rivest、Adi Shamir、Leonard Adleman)の頭文字を並べたもの。数学の因数分解を利用してデータの暗号化を行っている。現在、インターネットで使われている暗号技術で最も多く利用されており、事実上の標準になっている。  米RSAデータ・セキュリティがこの暗号技術の販売マーケティングを行っており、利用するには同社からライセンスを受ける必要がある。なお同社は秘密鍵暗号方式を使ったRC2やRC4という暗号化アルゴリズムを所有しているが、詳細は公開していない。  96年1月に米RSAデータ・セキュリティの日本法人として日本RSAが設立された。日本RSAにはNEC、シャープ、ソニー、三和銀行、住友銀行、三菱マテリアル、オリックスなど11社が出資している。96年4月には米RSAデータ・セキュリティが米セキュリティ・ダイナミックに買収されたが、営業活動はRSAデータ・セキュリティとして継続している。なお、RSAをデジタル署名など認証に用いるための機関として米ベリサインが設立されている。