株式会社 SSKPC

A00986 2000/01/01
PIAFS PHS internet access forum standard
PHSを使った標準伝送プロトコルのこと。社団法人電波産業会(ARIB)と郵政省の呼びかけによって設立された、PHS業界の任意団体PIAF(PHS internet access forum)が策定した。  PIAFS対応PHS同士、またPIAFS対応のターミナルアダプターなどとの間で32kbpsのデータ通信が可能で、97年4月にPHS事業者がサービスを開始した。98年11月にはアステル東京(現東京通信ネットワーク)が、99年4月にはNTTドコモが、99年7月にはDDIポケット電話グループが64kbpsのデータ通信サービスを始めた。同時に、主要インターネット接続事業者や、NIFTY SERVEをはじめとする商用パソコン通信サービス事業者が、PIAFS対応の接続ポイントの整備を進めている。接続相手はPIAFS対応の接続ポイントが前提だが、PHS事業者のセンター設備を経由する着信転送サービスを利用すれば、従来のアナログモデムの接続ポイントにも接続できる。NTTドコモは、全国のPIAFS対応アクセスポイントからインターネットプロバイダーのネットワークまでを64kbpsで接続するPIASネットサービスを提供している。  PIAFの会員はPHS事業者やメーカー、ソフト会社などで、運営幹事会社18社と一般会員会社68社で組織されている(99年6月時点)。