株式会社 SSKPC

A00972 2000/01/01
Pentium ペンティアム
米インテルが開発した32ビットCPU。486の後継製品として93年3月に発表した。ユーザーにブランドとして浸透したため、後継製品であるMMX PentiumやPentium II/IIIにもその名を残している。  内部には演算処理ユニットのほか、浮動小数点演算ユニット、メモリー管理ユニット、命令用とデータ用に分離したキャッシュメモリーなどを搭載する。高速化のため、2本のパイプラインを持つスーパースケーラー構成などのRISC技術を取り入れている。マルチプロセッサーにも対応している。  93年3月に製品化した60MHz版、66MHz版に加え、インテルは94年3月に内部クロックを1.5倍に高め、パッケージの形状を一新した90MHz版と100MHz版を投入した。95年の3月に120MHz版、6月に133MHz版を投入し、製品ラインを拡充した。96年1月には150MHz版と166MHz版を投入、6月には通常のPentiumとしては最終製品である200MHz版が登場した。  96年には、CPU内部だけを低電圧駆動にする技術を採用し、TCP(tape carrier package)という超薄型のパッケージを持つノートパソコン用製品も登場した。