株式会社 SSKPC

A00961 2000/01/01
PDA personal digital assistants
個人向け携帯情報機器の総称。92年に米アップルコンピュータが、家電とパソコンのすき間を埋める新しいデジタル機器として提唱した。手帳並みの大きさの情報機器に、文字、音声、画像などのデジタル情報を統合。電子メール、スケジュール管理、データベース、発想支援、教育、エンタテインメントなどの用途に利用する。  米国ではアップルが93年8月、このコンセプトに基づくNewton MessagePadという製品を発売した。カシオ計算機と米タンディも93年10月に電子手帳タイプのZoomerを発売したが、いずれも高価格や機能不足などで普及しなかった。  96年には米USロボティックス(当時)がワイシャツの胸ポケットに収まる手のひらサイズのPalm Pilotを発売し、PDAとしては過去最大のヒット商品になった。97年6月には日本市場でも英語版のPalm Pilotが発売された。  日本ではシャープが93年10月に発売したザウルスがPDAとして最も成功した製品。累計出荷台数は120万台を超える。シンプルな電子手帳タイプのローエンド機から、カラーTFT液晶、FAXモデム、PCカードスロットなどを搭載したハイエンド機まで、多様な製品ラインアップを取り揃えている。  ノートパソコンとPDAの中間に位置する製品としては、米マイクロソフトのWindows CEをOSに搭載するハンドヘルドPC(H/PC)がある。96年後半にカシオ計算機や日立製作所、NEC、米ヒューレット・パッカードなどが米国でそれぞれH/PCを発売、97年夏にはカシオ計算機とNECが日本語版を発売した。さらに98年に入ると、Windows CE 2.0を搭載したH/PCが各社から発売された。