株式会社 SSKPC

A00959 2000/01/01
PCサーバー
サーバー用として設計されたパソコンのこと。ノベルのNetWareやマイクロソフトのWindows NTなど、ネットワーク利用を主眼にしたパソコンOSとともに普及してきた。最近ではフリーのUNIX互換OS、Linuxを搭載したPCサーバーも増えている。  かつて、サーバーといえばメインフレームやUNIXワークステーション、オフコンなどを指した。それがWindows NTの高機能化、そしてパソコンそのものの性能向上などを背景に、かなりの部分がパソコンに置き換わっている。  PCサーバー用のパソコンには、一般のパソコンにない、システムダウンやデータの破損を防ぎ、被害を最小限化するための機能が含まれている。信頼性の高い部品を使ったり、障害時にもシステムがダウンしないような機能もある。誤り検出訂正機能を備えたECCメモリー、CPUやハードディスクの障害発生を事前に検知して警告を出すソフトなどが代表的。このほかサーバーを停止せずにハードディスクや拡張カードを交換できるホットスワップ機能、複数のハードディスクにデータを分散させてディスクの故障に備えるRAIDを搭載した製品もある。CPUの追加や複数システムの結合に対応できる製品もあり、一般的に拡張性が高い。  情報産業専門調査会社のIDC Japanによれば、1998年の日本国内におけるPCサーバーの出荷台数は20万4410台(前年比14.9%増)。