株式会社 SSKPC

A00755 2000/01/01
MapCache マップキャッシュ
Windows 98で導入された高速化のためのキャッシュ技法。Windows 95/98におけるメモリー空間は、実行空間とキャッシュ空間に大きく分かれている。Windows 95はプログラムの実行時に、ディスク上のファイルを実行空間に読み込むと同時に、キャッシュ空間にも同一の内容を読み込み、実行空間にあるプログラムを実行する。つまりメモリー全体としては同一の内容が2カ所に存在する。  Windows 98ではキャッシュ空間にのみプログラムを読み込み、実行空間にはキャッシュ空間にあるプログラム本体の所在地を記述するように改めた。CPUはキャッシュ空間にあるプログラムを実行する。新しい仕組みではプログラムをコピーする回数が1回減るため、Windows 95のメモリーシステムよりプログラムの読み込みが高速化できる。