株式会社 SSKPC

A00636 2000/01/01
ISAバス アイサバス;industry standard architecture bus
DOS/V機(PC AT互換機)の標準となっている16ビット幅の外部拡張バス規格。PC ATバスまたはATバスともいう。最大データ転送速度は8MB/秒。16ビットCPUである80286を前提に設計された。PC AT登場時点から拡張バスとして広く使われてきたが、CPUが高速化するにつれ転送速度や機能面でシステム全体のボトルネックとなっていった。これを解消するために87年以降には386などの32ビットCPUの性能に見合った高速バスとしてマイクロチャネルやEISAが登場したが、それぞれ互換性やコストの問題で、ISAバスの完全な代替とはならなかった。  現在のパソコンでは、92年に米インテルが提唱したPCIバスが標準的に使われている。多くのパソコンではISAバスが搭載されているものの、周辺機器のインタフェースも大半がPCIバスに移行し、ISAバスは役目を終えつつある。米マイクロソフトなどが定めたパソコン推奨仕様のPC99ではISAバスの搭載を認めておらず、インテルも99年4月に発表したチップセットi810でISAバスの対応をオプション扱いにしている。