株式会社 SSKPC

A00624 2000/01/01
IPアドレス IP address
インターネットに接続されているコンピューターを識別するため、各コンピューターに割り振られる32ビットの数字列。インターネットに接続したコンピューターにはすべてIPアドレスが割り振られる。実際には、32ビットを8ビットずつ4つの部分に区切り、その区切り単位で10進法に置き換えて用いる。  IPアドレスは数値を8ビット単位で、ネットワークの識別に使う「IPネットワークアドレス部」と各コンピューターの識別に使う「IPホストアドレス部」に割り当てる。ネットワークアドレス部とホストアドレス部にどのくらいの割合で数値を割り当てるかによってIPアドレスはAからEまで5つの「クラス」に分けられる。ただし、クラスDはマルチキャスト用のもの、クラスEは将来のために予約されているもので一般には使用しない。  クラスAからクラスCの、規定により使用できない数値を省いたIPアドレスの範囲はクラスAが1.0.0.1から126.255.255.254、クラスBが128.1.0.1から191.254.255.254、クラスCが192.0.1.1から223.255.254.254。通常、取得できるのはクラスC。クラスCでは、32ビット中、最初の3ビットをそのIPアドレスが適用しているクラスの識別に用い、残りの21ビット(5ビット+8ビット+8ビット)をIPネットワークアドレス部、8ビットをIPホストアドレス部に割り当てる。この場合、インターネットにつながっている1つのネットワーク内で理論上256(2の8乗)台が識別できる計算になるが、実際には0と255は使用できないため、254台が識別の上限になる。  インターネットに接続する各ネットワークに割り当てられるIPアドレスは一元的に管理されており、日本国内ではJPNICがその役割を果たしている。