株式会社 SSKPC

A00543 2000/01/01
HiFD ハイエフディー
ソニーと富士写真フイルムが共同開発した大容量フロッピーディスクの新規格。記憶容量は200MBとフロッピー互換ドライブとしては最も大きく、転送速度も3.6MB/秒と群を抜く。ティアック、アルプス電気などもこの規格に賛同している。技術上のポイントは、富士写が開発した微細な磁性粉を薄く均一に塗布するATOMM技術などを応用してディスクの記録密度を上げた点と、3600rpmという高速でディスクを回転させ浮上ヘッドで読み取ることで転送速度を高めた点だ。  ソニーは米国で98年秋にドライブの出荷を開始した。しかし、このドライブには欠陥があったとして99年2月に入ってからリコールを行った。原因はヘッドの設計にあったという。ソニーでは当初、99年春にも改良版のドライブを出荷するとコメントしていたが、それも延期になった。99年6月時点では、改良版の出荷は99年秋になる予定。