株式会社 SSKPC

A00166 2000/01/01
BeOS ビーオーエス
米ビーが開発・販売するパソコン用OS。同社は米アップルコンピュータで製造部門の責任者を務めていたジャン・ルイ・ガセー氏が90年に設立した。98年12月には初めて日本語版のBeOS R4Jが発売された。  当初BeOSは、米AT&TのCPUを対象に開発が進められたが、AT&Tの計画変更により断念。米IBMと米アップルコンピュータ、米モトローラの3社が共同開発したPowerPCに対応させることに計画を変更し、95年にPowerPCを搭載した独自のBeOSコンピューター、BeBOXを発売した。  その後、Power Macintosh用のBeOSが好評だったなどの理由で、97年にハードウエア部門から撤退。98年3月にはPC AT互換機用のBeOSを発売した。  BeOSの特徴は、複数のアプリケーションを同時に実行するマルチタスク機能や、1つのアプリケーションのタスクを分割して複数のプロセッサーに処理させることができるマルチスレッド技術を搭載していること。処理速度を落とさずに複数のウインドウで動画を再生できるなど、マルチメディアコンテンツを扱うのに適しているといわれる。ただし、対応アプリケーションやサポートする周辺機器は今のところ少ない。