A00010 2000/01/01
100BASE-TX
伝送速度100MbpsのLAN伝送路の標準。10BASE-Tを拡張して、IEEE 802.3uとして標準化された。カテゴリー5、2対（4線）のツイストペアケーブル（UTP5/STP5）を使う。カテゴリーはケーブルの品質を表す。 100BASE-TX用のLANボードやハブの多くは、10BASE-Tとも互換性がある。例えばLANボードの場合、LANの速度を自動検知して対応する10BASE-T/100BASE-TXデュアルスピードLANボードが一般的になっている。また、10BASE-Tと100BASE-TXは混在が可能で、すべてを100BASE-TXに入れ替えるのではなく、アクセスが集中するサーバー周辺の伝送路だけ100BASE-TXを導入し、そのほかは従来の10BASE-Tを使うといった段階的な導入も可能。100VG-AnyLANとともにFastEthernetと呼ぶことがある。 IEEE 802.3uは、カテゴリー3やカテゴリー4の4対（8線）非シールドツイストペアケーブル（UTP3/UTP4）を使う100BASE-T4や、光ファイバーを利用する100BASE-FXも規定している。