株式会社 SSKPC

A03006 2000/01/01
親指シフトキーボード
富士通が開発した日本語入力用のキーボード。効率的に日本語を入力できるよう、独自の文字配列と入力方法を採用している。英数字の配列はJISキーボードと同じ。  通常スペースキーのある場所に左右2個のシフトキーが装備され、その手前に無変換キーと変換キーがあるのが特徴。これらのキーを親指で使うところから、親指シフトの名前が付いた。JISキーボードではかな文字を4段分のキーに割り当てているのに対し、親指シフトキーボードでは、1つのキーに2つのかなを割り当てることで3段に収めている。  親指の位置にあるシフトキーは、JISキーボードのシフトキーとは役割が異なる。親指の位置のシフトキーをかなキーと同時に押すことで、キーに割り当てられている複数のかなのうち、どちらのかなを入力するかを決定したり、濁音、半濁音にしたりすることが可能だ。1回のキータッチでかな1文字を入力できるうえ、指の移動が少ないのでキー入力が速くなる。  89年4月には、親指シフト方式を基に開発されたキーボード配列NICOLA(ニコラ)の普及を目指す日本語入力コンソーシアムが発足している。