株式会社 SSKPC

A02878 2000/01/01
疑似マルチタスク
マルチタスクの機能を疑似的な方法で実現したもの。実行中のタスクが制御をOSに戻すことで、OSはタスクを切り替えられるようになる。制御を戻さないタスクがあると、ほかのタスクは実行できない。複数のアプリケーション間で協調的にCPUを使うことから、協調的マルチタスクとも呼ばれる。一方、タスクの切り替えをOSが強制的に実施する方式をプリエンプティブ・マルチタスクといい、これと対比して疑似マルチタスクをノンプリエンプティブ・マルチタスクと呼ぶこともある。Windows 3.1は疑似マルチタスクOSである。また、これまでのMac OSは疑似マルチタスクOSだが、99年に発売されたMac OS X Serverや2000年に登場予定のMac OS Xではプリエンプティブ・マルチタスクを採用している。