株式会社 SSKPC

A02729 2000/01/01
レーザープリンター laser beam printer;LBP
画像信号で変調したレーザービームで感光体上を走査し、ハードコピーを作るタイプのページプリンター。LBPともいう。  感光体上に付着したトナーを紙に転写してから熱と圧力で定着させる。レーザーには半導体レーザーを利用し、走査には回転多面鏡(ポリゴンミラー)を使う。データ解像度は600~1200dpiが多い。解像度を向上させるにはポリゴンミラーの回転精度や回転ムラを改善するとともに、レーザービームが当たる部分の直径を小さくする必要がある。  用紙サイズがA4判までの機種は、4万円台からあり、A4判紙を6~8枚/分印刷できる製品が多い。一方、A3判に対応した機種はオフィス需要が大半で、データ処理のために64ビットCPUや数MBのメモリーを搭載することで、印刷を高速にしているものが多い。A4判紙を60枚/分以上印刷できる高機能機も登場している。  最近ではカラーのレーザープリンターも増えている。これはCMYK4色のトナーを重ね打ちすることで発色させる。各色ごとに画像を描画するドラムとトナーカートリッジが必要なため、本体サイズは大きくなる。また、印刷時間はモノクロレーザーの4倍程度に長くなる。  通常の製品ではプリンターメーカー独自のページ記述言語を採用している場合が多い。デザイナー向けなどでは、米アドビシステムズのページ記述言語PostScriptを搭載した製品が利用されている。