A02652 2000/01/01
ユースウエア
情報システムを活用するために必要な利用技術の総称。機器そのものを示すハードウエア、機器の稼働を制御するソフトウエアに対し、ユーザーの目的に応じて機器を効果的に使いこなす方法を指す。また、機器の基本的な操作法（コンピューターリテラシー）を含めた概念でもある。 パソコン関連のユーザー支援サービスを提供する業者をユースウエアベンダーと呼ぶ。システムインテグレーターやVAR、販売店、サポート業者などがこれに当たり、具体的にはハードやソフトの選択・導入のコンサルティング、修理、ソフトのインストール作業の代行、ネットワークの構築・管理などを行う。メーカーやソフトハウスのサポートとは区別し、独立した業者が提供する有償サービスを指すのが一般的。特定のメーカーやソフトハウスの製品に偏らないサービスを提供できることが特徴である。 国内では92年8月にユースウエアサービスを提供する業者約70社が集まって日本ユースウェア協会を設立。ユースウエアのPR、サービスの標準化、ユースウエアベンダーの技能向上などに努めている。99年3月末時点の会員数は180社。ユースウエアは日本独自の言い方。ユースウエアベンダーは米国ではサービスプロバイダーと呼ばれることが多い。