株式会社 SSKPC

A02540 2000/01/01
ボイスモデム voice modem
1本の電話回線で同時に音声とデータをやり取りできるモデム。最近のモデムでは、このボイス機能を取り込む製品も増えてきつつある。用途としては、テレビ会議や留守番電話機能などがある。  現在、ボイスモデムの通信方式には2つある。1つはASVDモデムといい、音声をアナログのままやり取りする。もう1つはDSVDといい、音声もデジタル化して通信する。この2つの方式では、音声の送り方が異なり現在互換性は取られていないため、違う方式のボイスモデム同士では音声のやり取りができない。  ASVDはITUのV.34Q規格として標準化が進められ、96年後半からこの方式を採用した製品が登場している。これに対しDSVDは、米インテルが中心となり、米ロックウェル・セミコンダクター・システム、米USロボティックス(当時)、米ヘイズ・マイクロコンピューター・プロダクツなど5社が仕様をまとめた。こちらはITU-Tで96年8月に、V.70として勧告された。