株式会社 SSKPC

A02523 2000/01/01
ページ記述言語 page description language;PDL
パソコン上で作成した文書をページ単位で印刷する際に、プリンターに文字とグラフィックスなどの印刷イメージを指示するための言語。PDLとも呼ぶ。レーザープリンターなどで用いる。  インクジェットプリンターは印刷する時に、紙にごく小さな点をいくつも打って文字や図形を表現する。それに対してレーザープリンターのようなページ単位で印刷するページプリンターでは、1ページごとに印刷するイメージを構成する。そのためのグラフィックスデータはプリンターに送られ、プリンター側でビットマップデータに変換し印刷する。  ページ記述言語はプリンターのドット密度を考慮して印刷イメージを作成するため、アプリケーションの開発者やフォントのデザイナーは個別のプリンターのドット密度を意識してソフトを作る必要がなくなるという利点がある。また、ページ記述言語対応のシステムではソフトやハードの高いレベルで互換性が実現されている。  米アドビシステムズのPostScriptのように多くのプリンターメーカーに供給されているものと、米ヒューレット・パッカードのPCL、キヤノンのLIPS、セイコーエプソンのESC/Pageなど、プリンターメーカー各社が独自のページ記述言語を開発しているものがある。