株式会社 SSKPC

A02270 2000/01/01
バス bus
コンピューター内部で信号をやり取りするための共通の通路こと。データを転送する場所を指定するアドレス線、データ転送に使うデータ線、転送のタイミングなどを計る制御線、電源・グラウンド線の4種類の信号線から成る。アドレス線とデータ線が共有されていることもあり、これを多重化(マルチプレクス)と呼ぶ。  バスは使用目的や形態によってさまざまに分類される。バスの存在する場所に着目すると、パソコンのバスは、内部バス、外部バス、拡張バスに大別できる。内部バスはCPU内部にあり、レジスター、演算器、キャッシュメモリーなどの回路間を結ぶ。外部バスは主にCPUとメモリー、グラフィックス機能、各種インタフェースなどの間で信号をやり取りするための共通路全体を指す。拡張バスは、拡張スロットに差す拡張ボードとパソコン本体との間を結ぶ。32ビットのPCIバス、16ビットのISAバスなどが代表的。  また、CPU、チップセット、メモリー間を結ぶデータの通り道をシステムバスと呼ぶこともある。さらにCPUとチップセット間をフロントサイドバス、チップセットとメモリー間をメモリーバスと区別することもある。  バスが一度にやり取りできるデータ量に着目して64ビットバス、32ビットバス、16ビットバスと分類することもある。