株式会社 SSKPC

A02256 2000/01/01
ハイビジョン hi-vision
NHKが推進しているHDTVの一方式。通常のテレビ放送よりも高精彩で、画面が横長。現在のテレビ放送とは互換性がない。  現行のNTSC方式に比べ走査線の数を525本から2倍以上の1125本に増やし、画面の縦横比も3対4から9対16に変更して映画のスクリーンに近い画面にしている。  ハイビジョンでは、高精彩の画面を限られた放送波の中で伝えるために、独自のデジタル画像圧縮技術を採用している。放送局側で画像を圧縮し、家庭で再生する際に伸長して元の画像を取り出す。放送局と家庭の間の伝送には、従来の放送と同じアナログ方式を採用している。  これに対して米国では、圧縮、伝送から伸長まですべてデジタル方式で処理する放送方式の採用を決めた。大容量のディスク装置にデジタル画像を蓄えネットワークを通じて家庭にビデオ画像などを配布するビデオサーバーなど、データ通信と放送の融合が現実化しつつある。  郵政省は99年3月、アナログ方式のハイビジョンは遅くとも2007年には打ち切り、デジタル方式のHDTVへ移行する方針を示した。