株式会社 SSKPC

A02231 2000/01/01
ハードディスク hard disk;HD
高速回転する円盤(ディスク)上にデータを記録して、読み書きする記憶装置。固定ディスクという呼び方もある。リムーバブル・ハードディスク以外はディスクとドライブが一体になっているので、ハードディスクドライブ(HDD)とほぼ同じ意味で用いられる。  一般にはアルミニウムの薄い金属円盤の表面に磁性体を蒸着、磁性体を磁気ヘッドで磁化してデータの記録や消去を行う。この円盤を一定間隔ごとに複数枚重ねた状態で、モーターで高速回転させる。ノートパソコン用の2.5インチタイプの装置ではアルミの代わりにガラス板のディスクが使われる。回転中のディスクと記録用の磁気ヘッドの間は1ミクロン(1000分の1mm)以下と非常に接近している。このため振動に弱い。  ハードディスクはディスクが高速回転するため、フロッピーディスクに比べて、データを読み書きするスピードが速く、記憶容量も大きい。ディスクと磁気ヘッドはカートリッジに密封され、ゴミやホコリの侵入を防いでいる。  磁気ディスクの直径で分類すると、2.5インチや3.5インチ、5.25インチなどの種類がある。通常デスクトップパソコンには3.5インチ型が、ノートパソコンには2.5インチ型の製品が搭載されている。  ハードディスクには、パソコン本体に内蔵するタイプとパソコン本体とケーブルでつなぐ外付けタイプとがある。内蔵用ハードディスクの容量は、最近のデスクトップ型では6G~8GB、ノート型では4G~6.4GB程度を搭載している。増設用の内蔵ハードディスクでは、10GBを超える製品も実売で2万~3万円と安くなっている。外付け型は増設用か、あるいはバックアップ用として使われることが多い。インタフェースはSCSIとIDEがあり、IDEは内蔵専用で、SCSIは外付けと内蔵の両方に用いられる。