株式会社 SSKPC

A02043 2000/01/01
ディスク最適化
ハードディスクでファイルのデータが書き込まれている位置を物理的に配置し直すことにより、読み書きを高速化すること。Windows 95/98はデフラグというディスク最適化ツールを標準装備している。  一般にOSは、ハードディスクをクラスターと呼ばれる数KBの小さな単位で管理する。1クラスターよりも大きいサイズのファイルは、いくつかのクラスターにまたがって記録される。1つのファイルを構成するいくつかのクラスターの物理的な位置がバラバラでも管理できる。  ファイルをディスクに書き込む場合、空いているクラスターを順次使う。そのため、同じファイルに対して書き込みや修正、削除を重ねていくと、ディスクの中のクラスターはモザイク模様のように飛び飛びになり、高速にアクセスするのに必ずしも適当な配置でなくなる。配置によっては、1つのファイルの読み書きに予想以上に時間がかかることがある。  ディスク最適化ツールは、ハードディスク内に分散して記録されたファイルの物理的な位置を、高速に読み出せるように最適な位置に再配置する。ファイルの内容やディレクトリー構造などは全く変わらない。