株式会社 SSKPC

A01651 2000/01/01
カラーマネジメント color management
スキャナー、ディスプレイ、プリンターなど異なる装置の間で、同一の色を扱えるようにシステム環境を整えること。例えば、ディスプレイに表示したカラー画像をプリンターから出力した場合、微妙に異なる色で印刷されることがある。この問題を改善するのが、カラーマネジメントシステムの目的である。  カラーマネジメントの機能は、もともとアプリケーションソフトとして提供されていた。米EFIのEfiColor、米イーストマン・コダックのColorSense、独アグファのFotoFlowなどはすべて、この種のソフトである。しかし最近では、ページ記述言語や、コンピューターのOSのレベルでカラーマネジメントをサポートする動きがみられる。  ページ記述言語では、米サン・マイクロシステムズがUNIXに採用したKCMS、米アドビシステムズのPostScriptなどがある。OSレベルでは、Mac OS用では米アップルコンピュータが開発したColorSyncが、Windows用では米マイクロソフトが開発したICMがある。OSでのカラーマネジメントはまだ始まったばかりだが、デバイス・インデペンデント・カラー(各装置に依存しない色)とカラーポータビリティ(同一色情報の交換)を実現する第一歩として注目される。