株式会社 SSKPC

A01338 2000/01/01
Windows 2000
99年末から2000年初めにマイクロソフトが発売する予定の、Windows NT 4.0の後継となる企業ユーザー向けOS。Windows NT5.0という名称で開発を進めていたが、98年10月に名称を変更した。特徴には、使い勝手の向上、新しいハードウエアへの対応の強化、システム管理機能の向上などが挙げられる。  Windows 2000 Professional、同Server、同Advanced Server、同Datacenter Serverの4種類が発売される。Professionalはクライアント用。他の3製品はサーバー用で、順に規模の大きなサーバー用途に利用できる。CPUは、x86系のプロセッサーとAlphaに対応する。複数CPUを搭載したコンピューターでも稼動し、同Serverは2CPUまで、同Advanced Serverは4CPUまで、同Datacenter Serverは16CPUまでのコンピューターで動作できる。  USBやIEEE1394にも対応。これら機器ではデバイスドライバーにWDMというWindows 98と共通の形式を採用し、プラグアンドプレイを実現する。また、Windows 98が採用した電力管理機構のACPIにも対応。ファイルシステムは、現在のNTFSを強化するとともに、Windows 95/98が採用しているFAT32にも対応する。  一方、システム管理機能としては、システムファイルのバージョンの不整合が起きないようにバックグラウンドでチェックを行うシステムファイル保護機能や、サーバー側からクライアントパソコンを集中管理するIntelliMirrorと総称される複数の機能を搭載。Active Directoryというディレクトリーサービスも利用できるようになる。  また、Windows 98で採用したWindows Updateに対応し、システムファイルの更新もWebブラウザー経由で自動的に行えるようになる。