A01254 2000/01/01
VA音源 virtual acoustic synthesis
米スタンフォード大学が基礎理論を開発した「物理モデル音源」技術を基に、ヤマハが実用化した音源方式。実際の楽器の形状や弦の振動、空気の流れなど、楽器の発音の仕組みをコンピューター処理によりシミュレートして物理的に再現し、仮想的に作り出した「仮想楽器（物理モデル）」によって音色を合成する。「金管楽器のマウスピースをつけたフルートをチェロの弓で擦る」といった実在しない楽器を想定した音色を作ることもできる。 WaveTableなどを使ったサンプリング音源と比べ、多量の演算を必要とするが、Pentium II以降のCPUではリアルタイム処理が可能となった。