株式会社 SSKPC

A00797 2000/01/01
MO magneto-optical disk
レーザー光と磁場を利用し、高密度で情報を記録する円盤型の記憶メディア。光磁気ディスクともいう。87年に5.25インチの製品が発売されたのが最初で、91年に3.5インチの製品が登場、現在のパソコン用MOディスクの標準となっている。  MOディスクは、あらかじめ磁化されている記録膜に、レーザー光を照射して熱し、磁化の方向を変えることで情報を記録する。情報を読み出すにはディスク面にレーザー光を当て、記録膜の磁性体に反射してきた光の偏光方向を判別する。  当初MOディスクは、ディスク材料などの制約から、データを書き込む際にいったんデータを消去してから、次にデータを書き込み、さらに書き込んだデータを検証するという3つの動作を繰り返す必要があった。そのためハードディスクなどに比べてデータ書き込み速度が遅いのが難点だった。しかし96年、ディスク上の既存データを消去せず直接上書きできるダイレクトオーバーライトが可能な製品が登場し、書き込み速度は改善された。3.5インチ製品の記憶容量は当初の128MBから230MB、640MBと大容量化され、99年2月には1.3GB対応製品が発売された。