株式会社 SSKPC

A00794 2000/01/01
MMX multimedia extension
米インテルが開発したx86系CPUのためのマルチメディア拡張機能。同社は固有名詞であるとしているが、multimedia extensionの略との見方が一般的。MMX Pentiumで初めて採用された。Pentium II/IIIや米AMDのK6シリーズなど、現在のWindowsパソコンに搭載されているほとんどすべてのCPUが採用している。  MMXでは、従来のx86命令にマルチメディア処理に適した57個の命令が追加されている。複数のデータを一度に処理できるSIMDと呼ばれる技術を採用したことが特徴。SIMDは連続したデータに対して同じ処理を何度も繰り返すマルチメディア処理に効果が高い。そのため、これらの命令を用いることで、動画再生や画像の加工、音声合成といった処理を高速化することが可能になった。  99年3月には、MMXの強化版であるストリーミングSIMD拡張命令を搭載したPentium IIIが登場した。