株式会社 SSKPC

A00631 2000/01/01
IrDA infrared data association
赤外線を使ってデータを転送するための通信規格、およびこれを制定する標準化団体を指す。通信時にケーブルを接続する必要がないので、ノートパソコンからデスクトップパソコンやプリンターなどに無線でデータを送ることができる。現在は主にノートパソコンで採用されているが、他の機器への搭載は進んでいない。  IrDAにはいくつかの規格があり、データ転送速度や通信距離などが異なる。94年6月に制定されたIrDA1.0ではデータ転送速度2400bps~115.2kbps、最長通信距離1m。95年10月にはIrDA1.1が制定され、データ転送速度は最大4Mbpsとなった。Windows 98にはIrDA1.1に準拠したドライバーが組み込まれている。さらに98年にはIrDA Controlが制定された。これは最大8個の入力機器と通信でき、通信距離は最大8mまで、データ転送速度は最大75kbpsとなる。  これ以外に、使用する機器に応じてプロトコルが定められている。IrTran-PはIrDA1.1を用いてデジタルカメラなどから静止画像を送るための通信プロトコル。IrMCは携帯電話やPHSとパソコンなどの情報機器間とデータ通信をするためのプロトコル。