株式会社 SSKPC

A00563 2000/01/01
i810
米インテルが99年4月に発表したCeleron用のチップセット。開発コード名はWhitney。3次元グラフィックスやサウンド、モデム、DVD再生支援といったパソコンに必要な機能をすべて内蔵しているため、従来のチップセットに比べてシステム全体の製造コストを削減できる。  内蔵するグラフィックス機能は、同社のグラフィックスチップであるi752相当。グラフィックスメモリーには、メインメモリーの一部を割り当てる。グラフィックスメモリーの容量を動的に変更できることが特徴だ。AGPのインタフェースはないが、チップ内部はAGPと同様の仕組みで動作する。  サウンド、モデム、DVD再生の各機能はソフトウエアで実現する。標準ではISAバスはサポートしないが、チップを追加することで利用できる。ハードウエアによる乱数発生回路も内蔵しており、ソフトウエア側からセキュリティなどに利用することができる。  i810は細かいスペックの違いで3つの製品に分かれる。標準では6本のPCIスロット、ATA-33/66に対応しているが、これをPCI4本、ATA-33のみにスペックダウンしたのが「i810-L」。性能向上のため、4MBのPC100対応シンクロナスDRAMをグラフィックスのキャッシュとして利用する製品が「i810-DC100」になる。