株式会社 SSKPC

A00294 2000/01/01
CS communication satellite
通信衛星のこと。国内の民間会社では、日本サテライトシステムズ、宇宙通信、NTTの3社が通信衛星を所有、運用している。通信衛星を利用したサービスは、地上回線を利用した場合に比べて短期間・低コストで大容量の通信回線を設けることができる。また、通信衛星の電波は広域に到達するため、多くの場所に同時に情報を伝える同報性に優れる。半面、地上と衛星との間の距離が長いため、伝送に遅延時間(0.25秒程度)が生じてしまうこと、周波数帯によっては降雨による影響が大きいなどの弱点もある。  最近は、アナログ方式に加えデジタル技術を利用した通信サービスが増えている。信号をデジタル化すればアナログ方式に比べて4~6倍程度の効率で信号を伝送できる。従来の映像サービスは1基の衛星で数十チャンネル程度しか送信できなかったが、デジタル方式では100チャンネル以上送信できる。国内では96年6月に日本デジタル放送サービス(SKY PerfecTV)が、97年12月にはディレク・ティービーが、ともにデジタル方式を使ったCS放送サービスを開始した。また、CSを使ったパソコン向けのデータ放送やインターネット接続サービスも始まっている。