株式会社 SSKPC

A00256 2000/01/01
CLV constant linear velocity
記憶装置のディスクなどに、常に同じ記録密度でデータを読み書きする方式。線速度一定ともいう。  ディスクの内周側を読み書きする時には回転数を速くし、外周側を読み書きする時には回転数を遅くする。これにより、回転するディスクと読み書きヘッドの相対速度が常に一定となる。この方式は、CD-ROMやDVD-Videoなどが採用している。  一部のMOやレーザーディスクなどは回転速度が一定のCAV(角速度一定)方式を採用している。CAVではディスクの外周側の記録密度が低くなるが、CLV方式ではディスク全体に同じ密度で記録できるため記憶容量の点で有利。しかし、ディスク上のデータ記録位置によって回転速度を変えなければならない機構の複雑さから、機器の駆動に時間がかかり、アクセス速度の点ではCAVより劣るのが普通。