A00210 2000/01/01
CAV constant angular velocity
記憶装置のディスクなどを、常に一定の速さで回転させる方式。単位時間当たりに回転する角度が一定になる。角速度一定ともいう。一部のMOディスクやレーザーディスクなどがこの方式を採用している。 回転制御が単純なため、データ記録、読み出しの際のドライブの駆動速度(アクセス速度)を速くできる。しかし、回転速度が一定の場合、ヘッドとディスクの相対速度はディスクの外周側が内周側より速くなる。つまり外周側にいくほどデータの記録密度が低くなる。このためCAVは、記憶容量では常に同じ密度で記録していくCLV(線速度一定)方式に比べ不利になる。 こうした問題を解決するためにCAVのバリエーションとして、ゾーンCAV(ZCAV)やパーシャルCAVなどの方式が登場している。