株式会社 SSKPC

A00197 2000/01/01
CALS キャルス;continuous acquisition and life-cycle support
コンピューターとネットワーク、データベースシステムを組み合わせ、製造、管理の工程を一元管理するシステムの総称。もともとは米国防総省が確立した資材の調達、管理の規格であるcomputer aided logistic supportが語源。  企業の製造工程を中心に、部材の調達や製品の管理、ドキュメントやマニュアルの管理、企業間の取引までを電子化することで、生産効率を向上させ、競争力を強化することが目的。まず米国の大企業が積極的に取り組み始め、その影響が日本にも及び、95年初めごろから盛んに研究されるようになった。95年5月には通産省が世話役になり各産業界を巻き込んでCALS推進協議会を設立。電機や鉄鋼、自動車、建設などの業界で実験・導入が進められている。  CALSの骨格となるのは各種の標準規格である。マニュアルなどの文書や、設計データ、受発注の情報、帳票類などについて標準化を進める必要がある。米国で一般的に使われている文書形式のSGMLも、CALSを実現するための規格のひとつととらえることができる。