株式会社 SSKPC

A00148 2000/01/01
ATコマンド AT command
モデムを制御するためのコマンド体系。米国のモデムメーカーであるヘイズ・マイクロコンピューター・プロダクツが開発した。操作性が優れていたためほとんどのメーカーが採用、事実上の標準となっている。  パソコンからモデムに対して例えば、「03-0000-1234」という電話番号にプッシュ回線でダイヤルするには「ATDT0300001234」、モデムを初期化するには「ATZ」というように、命令の先頭がATで始まることから、この名称で呼ばれる。ATはattentionの略。自動ダイヤル、接続、切断などの動作のほか、回線、接続速度などについてのコマンドを規定している。  ヘイズがATコマンドを発表したのは81年6月。これ以後も順次拡張が行われている。ほかのメーカーが独自にATコマンドを拡張していることもある。モデムを制御するコマンド体系には、ATコマンドのほかに、ITU-Tが定めた国際標準規格のV.25bisがある。