A00145 2000/01/01
ATRAC アトラック;adaptive transform acoustic coding
MDで採用されている音声圧縮技術。人間の耳で音を聞く場合、小さい音と大きい音が同時に出ている時には、小さい音は大きい音に隠れて聞こえにくくなる。また、低い音や高い音は中域の音よりも聞こえにくい。こうした特性を利用して、聴感への影響が小さい音データをカットする。音楽など一般的な音源では、CDと比較してデータ量を約5分の1にできる。 ソニーは97年11月、ATRACを応用し、データ量をさらに高圧縮できる独自の音声フォーマットを開発。これを用いてインターネット上で音声を送受信する実験を行った。