株式会社 SSKPC

A00138 2000/01/01
ATA アタ;AT attachment
パソコンとハードディスクを接続する実質標準であるIDEインタフェースをANSI(米国規格協会)で標準化した規格のこと。  もともとIDEは、86年に米コンパックコンピュータや米ウエスタンデジタルが、IBM PC AT互換機用のハードディスクインタフェースとして開発し、それが事実上の業界標準となったものである。  ところがその後、各社がIDEに独自の機能拡張などを行ったため互換性が取れないケースが生じてきた。そこで88年、ハードディスクメーカーを中心にCAM(Common Access Method)委員会が結成され、89年にIDEをATAインタフェースとして提案した。転送速度は3.33MB/秒。528MBまでのハードディスクを2台接続できる。その後エンハンストIDEを標準化したATA-2、ATA-2の高速転送モード時における信頼性の向上と障害管理機能のS.M.A.R.T.のサポートなどを強化したATA-3が規格化された。CD-ROM、MOなども接続するためにATAPI規格が定められた。98年にはATAとATAPI規格を統一したATA-4が策定され、現在、それをさらに拡張したATA-5を策定中である。