2.1.Windows Server 2003のインストール

Windows Server 2003 をネットワークサーバとするには、OSをインストールして、その後にActive Directory のインストールをします。 ここでは Windows Srever 2003 のインストールについて解説します。


2.1.1.インストールの流れ

まずは、どのようにインストールするのかの全体像をみていきます。


2.1.1.1.インストールの概要

Windows Server 2003 をインストールするにはいくつかの方法があります。基本的には次の3つ方法があります。

  • インストール用CD-ROMからブートしてインストールする
  • 任意の Windows OS 稼動中のPCからインストールする
  • MS-DOSの起動フロッピーからブートしてインストールする

また、ネットワーク上に Windows Server 2003 のサーバPCが存在する環境では、リモートインストールを行うことも可能です。

※ リモートインストールの詳細な情報はMicrosoft社の 「リモートインストールサービスを使用してリモートコンピュータに Windows Server 2003 をインストールする方法」を参照して下さい。


インストール用CD-ROMからブートしてインストールする

通常のインストール方法になります。Windows Server 2003 のインストールCDをセットし、PCを起動させてインストールを行います。

任意の Windows OS 稼動中のPCからインストールする

すでに Windows NT Server や Windows 2000 Server がインストールされているPCで、アップグレードインストールを行う場合に利用します。 但し、サーバOSでないクライアントOSからはアップグレードはできません。

MS-DOSの起動フロッピーからブートしてインストールする

何らかの理由でCD-ROMからブートしてインストールできない場合に利用します。Windows 98 または Me の起動ディスクを利用して、MS-DOSから Windows Server 2003 のインストールプログラムを実行させます。

※ 詳細な情報はMicrosoft社の「Windows Server 2003 セットアップを MS-DOS から起動する方法」を参照して下さい。


2.1.1.2.インストールの流れ

Windows Server 2003 をインストールするにはいくつかの方法がありますが、今回は最も一般的なCD-ROMブートでのインストールを行います。まずは簡単に全体的な流れを見てみましょう。

Step 1Windows Server 2003 インストール
Step 2デバイスドライバのインストールと環境設定
Step 3Active Directory のインストール


Step 1 : Windows Server 2003 インストール

Windows Server 2003 も Windows XP などと同じようにOSの1つです。インストールの手順などは Windows XP と基本的には同じになるので、Windows XP や Windows 2000 などをインストールしたことがあれば問題ありません。

Step 2 : デバイスドライバのインストールと環境設定

Windows Server 2003 は多くのデバイスに対応しています。しかし、Windows Server 2003 が出荷された後、発売された新しいデバイスに関しては未知の状態です。 マザーボードのチップセットや、接続されているハードウェアの種類によっては認識できないものもあります。OSのインストール後に、Windows Server 2003 が正常に処理できなかった機器のデバイスドライバをインストールして正しく認識させる必要があります。

Step 3 : Active Directory のインストール

サーバPCをドメインコントローラにするために、Active Directory をインストールします。Active Directory のインストールの中でドメインに関する基本的な項目も設定します。



2.1.1.3.インストールに関する事前準備

インストールを実施するにあたって必要となるもの、設定内容は事前に準備しておきます。

事前に準備しておくもの
  • Windows Srever 2003 のインストールCD-ROM
  • インストールには、プロダクトキーが必要になりますので、CD-ROMと合わせて用意しておきます。

  • ハードウェアのデバイスドライバ
  • マザーボードやハードウェアのデバイスドライバを用意します。各製品に添付されているはずです。無い場合には、各メーカのWebサイトよりダウンロードできます。

  • RAIDカードのドライバFD
  • Windows Server 2003 のインストールの最初の段階で、RAIDカードのドライバのインストールを行います。RAIDカードに添付されていたCD-ROMからドライバ用のファイルをFDにコピーしておきます。

事前に決めておくべき事柄
  • インストールパーティションの容量
  • インストールするドライブのパーティションの容量を決めておきます。容量の変更は基本的にはインストール後はできませんので、十分な容量を確保しておきます。

  • 使用者名と組織名
  • 使用者名と組織名を入力する必要がありますので、あらかじめ決めておきます。

  • ライセンスモードの選択
  • 必要なライセンスモードを決定し、CALを購入しておきます。購入したCALの数を確認します。

  • コンピュータ名と管理者のパスワード
  • コンピュータ名と管理者( Administrator )のパスワードを決めておきます。どちらもインストール後に変更ができますが、管理者のパスワードはセキュリティの問題もありますので、しっかりと決めておきましょう。

  • ネットワーク情報
  • ネットワークを使用するので、サーバPCのIPアドレスとサブネットマスクの値を決めておきます。インストール後にも変更ができます。
    ルータ
    IPアドレス 192.168.0.254
    サブネットマスク 255.255.255.0

    サーバPC
    IPアドレス 192.168.0.100
    サブネットマスク 255.255.255.0
    ゲートウェイ 192.168.0.254
    DNSサーバ 192.168.0.100

    社内ネットワーク
    IPアドレス 192.168.0.1〜253
    ( 192.168.0.100は除く )
    サブネットマスク 255.255.255.0
    ゲートウェイ 192.168.0.254
    DNSサーバ 192.168.0.100

    ( 社内の情報は構築したDNSサーバ「192.168.0.100」で名前解決を行い、 社外の情報は、インターネット上のDNSサーバを使い、名前解決を行うように設定します。 )

インストール時の注意事項

インストール時にはLANケーブルやHUBを用意して、社内LANと接続しておきます。必須ではありませんが、これらが接続されていないとLAN機能のインストールが正常に行われなくなります。



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