FAT32って何?
FAT32って何? MS−DOSやWindows系のファイルシステムは、FATと呼ばれています。このFATというのは「ファイルアロケーションテーブル」の略です。基本的には、各種データをクラスタと呼ばれる単位に細分化して保存し、それぞれのクラスタの場所を、ファイルアロケーションテーブルと呼ばれるデータベースに保存して管理を行うのです。 このFATファイルシステムでは、単一パーティションとして管理できるクラスタの数が一定です。このため、使用されるハードディスクの容量が大きくなると、1クラスタあたりの容量が大きくなってしまい、さまざまな点で不都合が発生します。 その不都合の最たるものは、ディスクの無駄が多くなる、ということです。FATファイルシステムは、データをクラスタ単位に分割します。あるファイルが321KBで、クラスタ1個のサイズが32KBだった場合、消費されるクラスタの数は11個です。最後のクラスタはすべて消費されている訳ではなく、31KBは余っているのですが、他のデータの分割した余りをこのクラスタに入れることはできません。このような訳で、クラスタサイズが大きくなると、ディスクの無駄が増加してしまうのです。 このため、FATファイルシステムは、しばしば管理できるクラスタの最大量を増加させ、使用可能なディスクサイズを大きくしてきました。MS−DOS3.X時代は、FATエントリのサイズは12ビットだったのですが、MS−DOS5.0になると、16ビットに拡張されました。16ビットFATでは、最大65536個のクラスタを扱えます。クラスタ1個のサイズは32KBなので、FAT16では、最大で約2GBを1パーティションとして使用できるのです。 ですが、このFAT16でも不都合が感じられるようになったので、Windows98では、FATのエントリを32ビットに拡張したファイルシステムが使用されるようになりました。ただし、この32ビットすべてがクラスタの位置記録に使われている訳ではないので、1パーティションで扱える最大のディスク容量は、2TB(テラバイト。テラはギガの1024倍)となります。