6.3.3.ソフトウェアRAIDの設定

「ディスク管理」ツールを使用して、RAIDカード等のハードウェアを使用せずに、ソフトウェアでのRAIDを構築することができます。

「ディスク管理」ツールを使用して、RAIDを構成するためには、ディスクの種類を「ダイナミックディスク」に変換する必要があります。 通常、ハードディスク内にパーティションを作成すると、そのディスクは「ベーシックディスク」として取り扱われます。 ディスクの種類を「ダイナミックディスク」に変換することにより、パーティションのサイズを拡張したり、RAIDを構成することができるようになります。

ベーシックディスク

Windows 95 / 98 / NT などで使用してきた従来のディスクの種類です。ベーシックディスクでは、ハードディスクを「パーティション」に分割して使用します。

ダイナミックディスク

Windows 2000 より新しく導入されたディスクの種類です。ダイナミックディスクでは、ハードディスクを「ダイナミックボリューム」と呼ばれる区画に分割して使用します。 ダイナミックディスクでは、作成する区画に「プライマリ」や「拡張」といった区別はありません。 また、ディスク上に作成できる区画の数に制限はありません。 再起動無しに区画の縮小・拡大等が行えたり、RAIDを構成することができます。 但し、Windows 95/ 98 / NT などのOSからはダイナミックディスクのディスクにアクセスすることはできません。

また、ダイナミックディスクに変換した場合、現在のデータを保持したままベーシックディスクに変換することはできません。 ダイナミックディスクからベーシックディスクに変換するには、一度ボリュームを削除してから変換します。 ボリュームを削除するとデータは消えてしまいます。


6.3.3.1.ミラーリングの設定

「ディスク管理」ツールを使用して、ミラーリングを構成していきます。

※尚、ここでは事前にソフトウェアRAID用にPCの構成を変更しています。 新たに内蔵型のハードディスク( 120GB )を接続して、このディスクを使用し、ミラーリング設定を行っていきます。

[ スタート ] から [ 管理ツール ] の [ コンピュータの管理 ] を選択します。

左側のメニューより、「記憶域」の「ディスクの管理」を選択します。 「ディスク0」が現在OSがインストールされているディスクになります。 まず、「ディスク0」を「ダイナミックディスク」に変換します。 「ディスク0」のラベルの方を選択し、右クリックします。ポップアップメニューより、[ ダイナミックディスクに変換 ] を選択します。

対象となるディスクを選択します。 「ディスク0」にチェックをつけ、[ OK ] ボタンを押します。

変換するディスクの一覧が表示されます。 「ディスク0」を選択し、[ 変換 ] ボタンを押します。

ダイナミックディスクへ変換するかの確認メッセージが表示されます。 [ はい ] ボタンを押します。

変換時の注意メッセージが表示されます。 [ はい ] ボタンを押して、処理を続行します。

変換を完了するために再起動が必要になります。 [ OK ] ボタンを押して、PCを再起動させます。

再起動後、もう一度、再起動が必要になります。 [ はい ] ボタンを押して、再び再起動させます。

再起動後、「ディスク管理」ツールで「ディスク0」が「ダイナミックディスク」になっていることを確認します( 上図中の@ )。 同様の作業で「ディスク1」も「ダイナミックディスク」に変換します( 上図中のA )。 両方のディスクがダイナミックディスクに変換できたら、「ディスク0」を選択し、右クリックします。 ポップアップメニューより、[ ミラーの追加 ] を選択します( 上図中のB )。

ミラーリングの対象となるディスクを選択します。 「ディスク1」を選択し、[ ミラーの追加 ] ボタンを押します。

ミラーリングの構築作業が行われます。 しばらく時間がかかります。また、ミラーリングの構築中はクライアントPCからのドメインへの接続ができません。 作業を行うときは、クライアントユーザがいないことを確認してから行ってください。

構築作業終了後、「ディスク1」には「ディスク0」と同等のボリュームが作成されます。



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