5.1.5.DFS

DFS( 分散ファイルシステム )」とは、ネットワーク上の様々なPCに存在している共有フォルダを、一つの共有フォルダのサブフォルダとして公開する機能です。 公開されたフォルダの親フォルダにあたる共有フォルダを「DFSルート」、サブフォルダにあたる共有フォルダを「DFSリンク」と呼び、 ひとつのツリー構造としてユーザにアクセスできるように提供します。

ユーザはDFSルートにアクセスすることで、実際の共有フォルダがどのPC上に存在しているかを全く意識せずに、 様々なPC上の共有フォルダにアクセスできます。

分散ファイルシステムには、ワークグループや Active Directory で使用する「スタンドアロンDFS」と、 Active Directory のみで利用可能な「ドメインDFS」の2つが選択できます。

今回は「ドメインDFS」を設定します。ドメインコントローラにコンピュータアカウントで登録されている「pc001」に共有フォルダ「経理」、 「pc002」に共有フォルダ「営業」を作成し、これらを使用してDFSの設定を行います。


5.1.5.1.クライアントPCの設定

コンピュータアカウント「pc001」に「経理」、「pc002」に「営業」の共有フォルダを作成します。 DFSの設定を行うことを目的としていますので、共有フォルダのアクセス許可の設定は「Everyone」に「フルコントロール」で設定しています。 実際に使用する場合には、それぞれの共有フォルダに適切なアクセス許可を設定してください。

「pc002」に共有フォルダ「営業」を作成します。

尚、「pc001」と「pc002」は共に Windows XP Professional を使用しています。

Windowsへのログオン画面です。「ログオン先」をドメインではなく、ローカルのPC「PC002」を選択して、管理者「Administrator」でログオンします。

エクスプローラを開き、フォルダ「営業」を作成します。このフォルダを共有します。フォルダ「営業」を選択し、右クリックします。 ポップアップメニューより [ 共有とセキュリティ ] を選択します。

「このフォルダを共有する」を選択します。共有名はデフォルトの「営業」を使用します。 [ アクセス許可 ] ボタンを押して、アクセス許可の設定を行います。

デフォルトで「Everyone」に「フルコントロール」の設定が行われています。 設定内容を確認し、[ OK ] ボタンを押します。

次に「セキュリティ」タブでアクセス許可の設定を行います。 共有のアクセス許可と同様に「Everyone」に「フルコントロール」の設定を行います。 「グループまたはユーザー名」に「Everyone」が登録されていませんので、[ 追加 ] ボタンを押して登録します。

追加するユーザおよびグループの登録画面です。[ 詳細設定 ] ボタンを押し、一覧より選択します。

参加の設定をしているドメインのユーザの情報が必要になります。 ドメインに登録されているユーザであれば、管理者「Administrator」でなくても構いません。 入力したユーザ情報を確認し、[ OK ] ボタンを押します。

[ 今すぐ検索 ] ボタンを押し、一覧情報を表示させます。 一覧情報より「Everyone」を選択し、[ OK ] ボタンを押します。

「選択するオブジェクト名を入力してください」に「Everyone」が登録されていることを確認し、[ OK ] ボタンを押します。

「Everyoneのアクセス許可」を「フルコントロール」に設定します。 設定後、[ OK ] ボタンを押します。

これで「pc002」上に誰でもがアクセスできる共有フォルダ「営業」が作成できました。 同様の手順で「pc001」上にも共有フォルダ「経理」を作成しておきます。



前ページへ次のページへ


copyright 2005 Foundation for MultiMedia Communications, All Rights Reserved.